笑いが病を治す看護師のユニークな専門スキル

看護師の専門スキルと言われて思いつくものは何があるでしょうか。
例えば認定看護師、専門看護師、高齢者が増加した現代はケアマネジャーの資格も注目されています。
専門スキルを習得しておくと転職にも有利に働き、役に立ちますが、上記に挙げたスキル以外にも多く存在します。
看護師が持つことのできる専門スキルは多様に存在するのです。
その中でもユニークなスキルが「笑い療法士」です。
医療の資格としては柔らかい印象をもつ名前ですが、「癒しの環境研究会」という社団法人が2005年に認定した立派な資格です。
では、笑い療法士というのはどんなことをする人なのでしょうか。
笑い療法士の主な仕事は、患者さんに笑ってもらえる環境づくりをすることです。
「病は気から」という言葉が存在しますが、その言葉通り「笑う」という行為には前向きになれる、痛みを軽減する、自己治癒力を高めるという、病と向き合う上で重要な役割があるとされています。
「一度病気にかかったらもう治らないかも知れない」「今は良くても再発するかも知れない」という不安こそが最悪の事態を招いている原因である可能性もあるのです。
とはいえ、病を前に笑っていられる人は多くはありません。
多くの患者さんが不安からストレスを抱え、笑顔になれない生活を送っているのが現状です。
そんな患者さんの不安を理解し、リラックスできるような環境をつくることが笑い療法士の重要な役割なのです。
笑い療法士の資格はまだ認知度が低く、現時点では東京でしか取得することができません。
しかし、ユニークな資格のため転職の際にはとても印象に残ること間違いなしです。興味のある方は取得を目指してみてはどうでしょうか。